この写真の撮影ポイント付近は、別の建物の縁側に座れるので、しばらく眺めていました。時間がたつにつれて、銀沙灘が海のように見えてきました。白砂は数十センチほど地面より高く盛り上がっており、線の文様を間隔を置いて施しています。打ち寄せては返す波のようです。少し向こうに見える向月台は頭の部分が平らに切れているので富士山のように見えてきました。山頂に白い雪が被った富士山のイメージです。白い月の光に照らされた海に浮かぶ富士山と銀閣、この庭自体は狭いものですが、海に見えてくると、大変広大な空間がイメージできます。昼間でも白光に彩られた月の館・銀閣のスケールの大きさを楽しむための演出にもなっていると思いました。
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