575の会が3回目の会合を持ちました

 日本語を楽しもうと結成されたさらしなの里の575の会が2月11日、3回目の集まりを持ちました。会場は、音楽グル―プ「棚田バンド」のメンバーでもある中村洋一さんの別荘。松尾芭蕉の面影句碑がある長楽寺の少し上方にあります。お題は「雪」。各人が詠んだ句をパソコンに打ちこみ、プロジェクターでスクリーンに映し出す「IT句会」となりました。

雪よみな どうせ降るなら さらしなぞ
掘っても雪 また掘っても雪
雪の朝 春はまだだと ほくそ笑む
冠着の光ぼこだき岩の雪
満月が 明るく照らす 雪の山
長靴の 底が楽しい 雪の道
しんしんと 雪降る夜の 温かさ
雪跡に 残る人世の せつなさよ
心地よく 送ってもらう 雪の路
ストーブの ぬくもりさめぬ 家路かな
姨捨の 朝を賑わす ブルトーザー
粉雪を 捕らえて白く 蜘蛛の糸
半世紀 讃えて送る 涙雪 
雪つもる 縄ののれんや 奥信濃