すずき大和さんが漢詩の世界を絵にした本を刊行

   絵本作家で漫画家のすずき大和さんが、「時をこえるうた 漢詩」を出版しました。小学校高学年でも漢詩を学ぶようになったことを受けた単行本です。慶応大学教授の八木章好さんが漢詩の仕組みや成り立ちなどを解説し、すずきさんが漢詩の世界を絵で表現しています。
 「春眠、暁(あかつき)を覚えず…」でおなじみの「春暁」をはじめ、約30の漢詩が、すずきさんならでのは柔軟な視点で親しみが持てるように紹介されています。絵を見てから解説を読み直すと、中国がはぐくんだ詩の世界がさらに身近になるかもしれません。
 なお、すずき先生は2月にも、絵本「あいちゃんのあかいくつ」を出版しています。「時をこえるうた 漢詩」は国土社刊。A5判、143ページで、定価2100円です。