「月の都」で日本人の美意識の根源に触れてみませんか

 長野県千曲市の美術館「アートまちかど」で、さらしなの美を紹介するチャンスを得ました。2年前の2020年、同市が「月の都 千曲」として日本遺産に認定されたのを受け、同美術館が継続的に開催してきた「月の都」展最終章会期中の7月31日です。

「月の都」の美、美しさは、千曲市の西半分を占める「さらしなの里」(旧更級郡域)に寄せられた都人らの憧れの歴史と、その憧れの理由を知ると、ずっと輝きを増します。「さらしな」という地名の魅力を深掘りすると、日本人の美意識が「月の都」の地に濃縮されていることが分かってきます。美術が楽しいメカニズムは、月の都を美しく感じるメカニズムと同じだと思います。

「月の都」の地で、日本人の美意識の根源に触れてみませんか。

「月の都」展最終章は6月25日から。画像をクリックすると、チラシがご覧になれます。