更旅196号・さらしな銀河鉄道

更旅・さらしな銀河鉄道samuneiru

 

 さらしなの里に夕闇が訪れると、カタカタカタ…という音とともに山の斜面に光の帯があらわれます。JR篠ノ井線です。この写真はJR姨捨駅を発車した車両が長野県千曲市羽尾5区(旧更級村)の林の中を左側に駆け上がっていく場面です。冠着橋の少し南のさらしなビューライン(千曲川歩行者自転車専用道)で7月6日午後7時すぎ、撮影しました。下の大きな建物は更級小学校体育館です。
 ビューラインを歩く人などの間では昔から、宮沢賢治の銀河鉄道のようだとい言われてきました。これからは「さらしな銀河鉄道」と呼びたいと思いました。この車両は次の冠着駅に向い、さらしなの里の最も高地に位置する御麓(みろく)集落(シリーズ174号)を通過し、冠着トンネルに吸い込まれていきました。 画像をクリックすると、PDFが現れ、印刷できます。